173

出典: 新生讃美歌ウィキ

目次

邦題

ああベツレヘムよ

詞と作詞者

原曲「O little town of Bethlehem」は、米国聖公会ボストン主教のフィリップス・ブルックスが、フィラデルフィアの聖三位一体教会の牧師だったときに、日曜学校の子供たちのためにキャロルを書こうと思い立って作詞したものです。


ブルックスはこの曲を作る3年前、イスラエル建国以前のベツレヘムを訪れ、クリスマスをすごす経験をしています。つまりこの詩は、詩人が想像した風景によるものではなく、詩人が実際に見た風景(主イエスの時代とは時をへだてているとはいえ)から着想を得て作詞されたものです。


曲と作曲者

173番を作曲したルイス・ヘンリー・レドナーは、ブルックスが牧会していた聖三位一体教会の奏楽者でした。ブルックスとレドナーによるこの曲は、アメリカでつくられたクリスマスキャロルの代表曲のひとつとして親しまれています。

ところで174番は、この173番と同じく、作詞がPhilipps Brooks、原詩がO little town of Bethlehemとなっています。つまり173番と174番は、同じ歌詞に別の曲がつけられたものなのです。174番はイギリスのラルフ・ヴォーン・ウィリアムスがイングランド古謡「FOREST GREEN」をアレンジしたもので、イギリスで「O little town of Bethlehem」といえばこのウィリアムスのメロディによるものなのだそうです。

米国のメロディーによる173番と、英国のメロディーによる174番とを、見開きで並べたのは編集委員の工夫ですね。


3節の歌詞

第2版4刷の時点で、第3節の2行目は「恵みの賜物 世に望みぬ」となっています。これは原詩の「The wondrous gift is given!」にあたるものでしょうけれど、「望みぬ」(ながめる、希望する)では歌詞の意味が通りません。 「恵みの賜物=御子イエス」が世に来られたことを歌っているのですから、「臨みぬ」の誤字と思われます。